【三密】「口パク」で歌はうまくなるの？　都内の中学校で校歌練習、教諭「心の中で真剣に」　生徒は驚き

　再開された学校で新型コロナウイルスの感染防止の模索が続くなか、東京都内のある区立中学校の音楽の授業で、生徒に実際には歌わせず、「口パク」をさせて「歌唱」を指導するケースがある。「3密」になりがちな状況で、少しでも安全に歌唱指導をするための工夫とみられる。しかし、そもそも口パクで歌はうまくなるのだろうか。【大迫麻記子/統合デジタル取材センター】

　学校などによると、「口パク」指導が実施されたのは6月上旬の校歌を覚える授業だった。生徒はマスクを着用し、窓を開け放った教室で、前後左右を1席ずつ空けて距離を確保するなどの感染防止策を取った状態で行われた。

　教諭はまず校歌の歌詞を読み上げ、生徒には声を出さずに口だけ動かす「口パク」で、教諭の後に続いて歌詞を読むよう指導した。その後、教諭は再び「口パク」を駆使して、心の中で真剣に歌うよう指示。教室にピアノのメロディーと教諭の歌声が響くなか、生徒たちは「口パク」で校歌をなぞったという。

　口パク指導の狙いについて学校長は…

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効果を教えるなら毎朝音源流すくらいでいいんじゃないかね